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海老名・座間・綾瀬 文化

公開日:2025.08.01

高座スイカの旬が到来
復活した綾瀬の名産品

  • スイカの出来を確認する石井さん

 終戦から間もないころに綾瀬で育てられ、一度は消滅するも2011年に復活した「高座スイカ」が、間もなく収穫を迎える。

 このスイカは「富研号」という品種で、綾瀬では1950年代ごろに栽培が始まった。縞模様が薄く、甘みとシャリシャリ感が強いことが特徴。皮が厚く、輸送時に傷みにくいことから、当時は綾瀬の特産品として、東京や横浜などの市場で人気を博した。

 連作を嫌う栽培の難しさや手間から1970年代に市場から姿を消すも、2010年に市の担当者が奈良県の農場から苗を譲り受け、かつて同スイカを生産していた石井栄さんが栽培を始めた。現在は5軒の市内農家が栽培に取り組む。

 栽培を引き継いだ息子の堅さん(=人物風土記で紹介)は「今年は春先の急激な暑さや夜との気温差の影響で、収穫が2週間程度遅れている。何とか無事に収穫を迎えられれば」と話している。

 価格は大きさにより千円から2千円。インターネットや朝市、石井農園の直売所(綾瀬市吉岡2600)で販売される。

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