海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2025.08.22
綾瀬市花火大会の運営委員長を務める
松田 雄介さん
大和市在住 44歳
縁と熱意で綾瀬を照らす
○…綾瀬の夏の風物詩「綾瀬市花火大会」を盛り上げるため、運営委員会をけん引する。23日には、15号玉を含む2500発の大輪が夜空を彩る。市内外から注目されるこのイベントを成功させるため、昨年から準備を進めてきた。「無事にやり遂げられるか不安はある。でも支えてくれる人がいる。期待に応えたい」と力強く語る。
○…大和市出身。国際色豊かな県営いちょう団地で育った。小学生の頃にはカンボジアやベトナム、ラオスなどにルーツを持つ友達がいて、家に遊びに行った時には、ナンプラーやチリソースを使って味付けした料理をごちそうになることもあった。「外国人への偏見を全く持たずに育った。壁を作らなくなったことは、今の仕事や生活にもいきている」
○…高校卒業後に金属加工の会社に就職したが、サラリーマンとして働く中で「若いうちから実力をつけたい」と感じ、21歳で退職して塗装職人の世界に飛び込んだ。そこで出会った社長を人生の師と仰ぐ。「塗装だけでなく、人付き合いの大切さから頭の使い方まで多くのことを教えてもらった」と感謝を述べる。夏は暑く、冬は寒い現場。決して簡単ではなかったが、質にこだわり、出来を喜んでもらえる仕事に夢中になった。27歳で独立し、その後、綾瀬で12年暮らした。
○…30代に差し掛かった頃、なんとなく足を運んだ綾瀬の花火大会で見た真下から仰ぎ見る花火に衝撃を受けた。「花火大会に携われたら楽しいだろう」。そんな思いを胸に、37歳で綾瀬市商工会青年部に加入した。「自分は花火を見て綾瀬にも誇るべきものがあると思えた。まちの人にも花火を見て綾瀬を好きになってほしい」。まちへの思いが結実し、打ち上がるまでもうすぐ。
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