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座間版 公開:2011年1月21日 エリアトップへ

新春全国競技かるた大会 集中、切らさず 矢野恭子さん(東原) が初優勝

文化

公開:2011年1月21日

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優勝した矢野さん。クイーン挑戦に意欲を見せる。
優勝した矢野さん。クイーン挑戦に意欲を見せる。

 今年で56回目を迎えた小倉百人一首競技かるた「新春全国競技かるた大会」(主催/(社)全日本かるた協会)が今月9日、文京スポーツセンター(東京都内)などで開催され、座間市東原在住の矢野恭子さんが初優勝を果たした。

 自分の陣地と相手の陣地にそれぞれ25枚ずつ合計50枚の札を並べ、読み手が読み上げる和歌の上の句に続く下の句が書かれた札を押さえたり弾くなどして取り合う競技かるた。1対1の対戦方式で、持ち札が0枚になれば勝利となる。敵陣の札を取れば自陣から札を1枚送ることができ、読まれた札がない陣地の札を触ってしまう「お手付き」の場合も同様に札を送り持ち札を減らすことができる。

 大会には、これまでの戦績を基にレベル分けされているA〜E級のそれぞれでトーナメント戦が行われ、全級合わせると578人が出場した。矢野さんは73人が出場した最上級のA級で優勝。

 初戦は昨年敗れた相手との再戦。「2回負けるわけにはいかないと気を引き締めた」ことが勝因と振り返る。優勝までは7試合を勝ち抜いた。かるたの1試合は平均して1時間30分といわれ、午前9時に始まった大会も決勝戦のころには夜9時を回っていたという。

 最も苦しい試合運びだったという準決勝の終盤では、連続した自身の「お手付き」で相手の持ち札が1枚に。不利な局面だったが持ち前の集中力を切らすことなく粘り勝ちを見せた。

 (社)全日本かるた協会によると、かるた競技者は全国に100万人ほど。年間60ほど開催されている全国大会に出場し、各級で優勝するとC級から1級ずつ昇級する制度で、A級保持者は全国におよそ722人いる。

 矢野さんがかるたを始めたのは中学時代。19歳でA級を獲得し、現在は横浜隼会に所属している。女性の競技かるた大会最高峰「クイーン位決定戦」(主催/同協会)には2回出場しており、「準クイーン」の座も獲得している。

 全国大会A級部門での優勝は今回で6回目。「秋のクイーン予選に向け本腰を入れて練習に励みたい」と話している。
 

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