コミュニティバスザマフレンド号 利用者は増加傾向 一方で、運行本数の増加を望む声
市民の身近な足として、平成16年11月から運行している市コミュニティバス「ザマフレンド号」。開始から約6年が経ち、乗車人数が上昇傾向にある一方で、運行本数の増加など市民からの改善要望も挙がっている。
公共施設へのアクセスとして利用されているコミュニティバスの運賃は、1回の乗車で100円。運行当初は、相模が丘とさがみ野の2ルートだったが、見直しや新設を経て今は、小松原・相模が丘循環、さがみ野往復、東原・ひばりが丘南往復、小田急相模原方面循環、西部地区循環の5コースとなっている。
市政策課によれば、乗車人数は年々増加しており、最も利用の多い小松原・相模が丘コースは、1便あたり8・8人が乗車している(平成22月4月1日〜平成23年1月31日)。年度ごとの数値を比較しても、平成21年度の総人数が約5万2000人だったのに対し、今年度は2月と3月を残して、約4万9000人となっている。
1日3・5便のルートも
コミュニティバスの運行開始に伴い、利用者からは「便利になった」「プロ(神奈川中央交通(株))の運転士が運転するから乗り心地が良い」などの声がある。その一方で、「高齢者が乗り降りしづらい」という指摘も。コミュニティバスの入り口部分が、民間のバスなどと比べると高い位置にあるためだ。同課は「座間市のコミュニティバスは、バス専用車輛でないため低いステップを設置するのが難しいのが現状。バス後部に、車椅子リフトが付いているので、乗降が心配な方は乗務員に声をかけてください」と話している。
また、要望で多いのが、運行本数の増加だ。現状は、最多の小松原・相模が丘ルートで8・5便、その他は3・5便から往復4便となっている。これについて同課は「今より本数を増やすにはどこかに集中配置するか、車輛台数を多くするしかありません。検討はしていますが、現段階では確約は出来ない状態です」と説明している。
同課では23年度も、コースやバス停留所の部分的な変更など見直しを検討する考えだという。
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