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座間版 公開:2011年4月1日 エリアトップへ

水道料金下水道使用料 10月から値上げ 平均改定率は水道15%、下水道10.6%

社会

公開:2011年4月1日

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 座間市の水道料金と下水道使用料の条例改正案が平成23年市議会第1回定例会で可決された。これにより水道料金と下水道使用料は、全体平均で、それぞれ15%と10・6%増額する。適用は平成23年10月1日から。

 水道料金は、改定によって料金の算出方法も変わる。現在は、基本水量を10㎥とする定額の基本料金760円(1ヶ月・税抜き)と、使用水量に応じた超過料金の2部制を採用している。改定後は、各家庭の給水管の口径で基本料金が変動するほか、超過料金の逓増度が圧縮されることに。合わせて、基本水量も10㎥から8㎥に下げられる。値上げ幅は、家庭の口径や使用量で異なるものの、平均改定率は15%となっている。

 下水道使用料は排水量によって料金が細分化されている。現行は排水量10㎥以下の場合は777円(1ヶ月あたり・税抜)で、超過するごとに料金が加算される仕組み。改定されると、基本排水量が8㎥に下がり、超過に対する料金が引き上げられる。平均改定率は10・6%。

 基本水量が8㎥になったのは、節水型の社会が確立し、これまでの10㎥に満たない少量使用者が増えたことによる。

 市の水道業務課がまとめた資料によれば、4人世帯の家庭(口径20㎜)が2ヶ月で55㎥使用したとすると、改定によって、水道と下水道合わせて1470円増額する(税込・2ヶ月)。

現行体制での維持むずかしく

 同課によると、水道事業は、使用料や加入金などの収入が減少したことで、平成21年度に約580万円の純損失が生じていた。さらに今後は、老朽化した施設の耐震化にかかる費用などの増加が見込まれている。数年のうちに内部留保していた資金が底をつく事態も予測され、料金体系の見直しに迫られていた。

 一方の公共下水道事業も、使用料収入だけで管理運営ができず、一般会計の繰入金で収支を保つ状態が続いており、収支の健全化を図る必要が出てきていた。

 こうした背景を受けて、具体的な改定案については、座間市水道事業審議会と座間市公共下水道事業運営審議会でそれぞれ検討されていた。

 詳しい問い合わせは市上下水道部(水道業務課・下水道課)【電話】046(255)1111まで。
 

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