第83回選抜高校野球大会で11年ぶり2回目の全国制覇を果たした東海大学付属相模高校の選手が4月13日に座間市役所を訪れ、遠藤三紀夫座間市長らに優勝を報告した。
紫紺の優勝旗を持った佐藤大貢(ひろつぐ)主将など選手が正面玄関から入場すると、近隣住民や市職員が大きな拍手で出迎えた。報告会では、選手のほかに門馬敬治監督や田倉雅雄部長、大金眞人校長が訪問。座間市からは遠藤市長や長谷川光座間市議会議長、市議会議員などが出席した。
報告会で門馬監督は、東日本大震災について触れ、「『野球で被災者を勇気付けよう』という声もあったが、私たちは与えられた環境のなか全力で戦うしかなかった。選手全員で勝ち取った優勝です」と報告した。また、佐藤主将も、「特別な思いはありましたが、出来たのは精一杯頑張ることだけ」とし、「出場した32チーム全てが全力プレーをしました」と話した。
報告を受けた遠藤市長は、決勝戦で優勝が決まった瞬間が印象的だったと説明。「選手が被災地を思い、優勝の喜びを胸に秘めている姿を見て涙が出てきた」と振り返るとともに、「大きな希望と力を与えてくれてありがとう」と選手を讃えた。
同校は、大会のチーム最多安打を74安打に、最多塁打を113塁打に更新。また、履正社高校(大阪府)との準決勝では、大会史上初となる1試合2本の満塁弾を放った。報告会ではこれらの記録も紹介された。
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