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座間 スポーツトップニュース

公開日:2011.07.08

座間高 野球部鈴木ありささん
熱戦の始まり告げる
高校野球の開会式で司会

  • 「責任と自覚を持って臨みたい」と鈴木さん

 高校球児が甲子園を目指して熱戦を繰り広げる「第93回全国高校野球選手権神奈川大会」の開会式が、7月10日(日)の正午から横浜スタジアムで行われる。開会式と閉会式では、座間高校野球部のマネージャー鈴木ありささん(3年)が司会を担当。鈴木さんは「たくさんのマネージャーの中から選ばれた責任と自覚をもって臨みたい」と意気込んでいる。



 開会式と閉会式の司会は、186の出場校のマネージャーから選ばれる。開会式の司会は、選手出場や宣誓、関係者の挨拶など全体の進行を担当する。



 鈴木さんは、これまでに選手紹介や打順の発表など試合でアナウンスを経験したことがある。しかし、開会式と閉会式の司会を務めることを同校野球部の上山泉監督から聞いたときは、とにかく驚いたという。「思いもしなかったのでびっくりしました。でも、嬉しかった。一生の記念になります」と振り返る。



 本番では、神奈川の高校球児とマネージャーを代表する立場として、強い責任と自覚を持って臨む。「自分の声で大会が始まる。球場の皆さんによく聞こえるように、明るく大きな声で発声したい」と話す。また東日本大震災で、東北地方の球児が被災していることにも触れ、「野球ができることの感謝の気持ちを忘れずに司会を務めたい」と抱負を語っている。



「選手と一緒に戦う」



 同校野球部のマネージャーは、鈴木さんを含めて4人。鈴木さんは唯一の3年生として、1、2年生をまとめている。仕事は、ダッシュ練習での笛吹き、ノックのボール渡しなどトレーニングに関するものから、試合スコアのチェック、休憩中の飲み物の用意など。また、上山監督が選手に指導した内容をノートに書き留めるなどしている。鈴木さんがマネージャーとして心がけていることは、「先を見据えた行動」。選手と同じ視線に立って、選手が何を必要としているか、常にアンテナを高くしているという。上山監督も、「全体への気配りが素晴らしく、マネージャーのセンスがピカイチです」と評価している。



 今大会は、3年の選手と鈴木さんにとって、部活動の集大成。鈴木さんは「選手たちには、座間高のモットーの『全力疾走』を胸に、全てをぶつけて欲しい。私も一緒に戦う気持ちでサポートします」と話している。

 

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