300の"布鶴"に祈り込めて 創作教室が市に寄贈
相武台で古布を使った創作小物やつるし雛を作っている「布遊びの教室」(道上めぐみ代表)が、震災復興を祈願して座間市へ作品を寄贈した。布で作った300羽以上の折鶴で、現在は市公民館に展示され、来館者の目を和ませている。
折鶴は、およそ30人の生徒が約2ケ月をかけて製作したもの。東日本大震災を受け、復興への思いや祈りを込めて作ったという。生徒の協同作品として、2月に行った作品展で展示。その後市へ寄贈した。道上さんは「紙で折った鶴とは違う雰囲気を楽しんで欲しい」と期待を寄せる。
材料は着物の裏地や染めた布で、和紙を裏に貼り付けアイロン、ボンドなどを使い折りあげた。立体感をだすため、中には綿が入れられている。道上さんは「簡単そうに見えるけれど、紙とは違い柔らかい布を折るのが難しく大変だった」と話す。鶴は黒く塗った竹の枝に紐で吊るし、竹筒の花瓶を着物の帯で装飾した土台も手作りの品。同館には3月31日(土)まで展示。問い合わせは同館【電話】046・255・3131まで。
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