任期満了に伴う市議会議員選挙が9月23日に投開票され、市議23人が決まった。4年前は現職全員が当選したが、今回は2人が落選。一方、新人は9人が当選するなど躍進した。投票率は、無投票となった市長選挙の影響もあり、前回より10・32ポイント下回る39・98%と過去最低の数字となった。
今回の市議選は、1議席減の定数23で行われた。現職は、2009年に亡くなった吉田富雄氏をのぞいて、7人が引退し、16人が立候補した。新人は14人が出馬。30人で23の議席を争った。
現職では、4年前の選挙で1661票を獲得した竹市信司氏が落選。また、4年前に最年少で当選した三枝浩樹氏も議席を失った。一方、共産党の中澤邦雄氏と守谷浩一氏、無所属の長谷川光氏が前回よりも得票数をのばした。
新人は、政党系も含めて9人が当選。4年前の選挙(4人)より2倍以上となった。また、全体の得票数で見ても、芥川薫氏(2915票)が1位、松橋淳郎氏(2559票)が2位、荻原健司氏(2203票)が4位と上位を占めた。
政党別の当選者
政党別では、公明党が新人の安田早苗氏を含めて4人全員が当選した。共産党も、新人の星野久美子氏が当選し、前回同様の3議席を堅持。また、加藤陽子氏を新人として公認した神奈川ネットワーク運動が2議席、市民の党が1議席を獲得。みんなの党は、伊藤優太氏が当選し、初の議席を得た。一方、民主党は1議席となった。
無所属で当選した新人は、芥川氏、松橋氏、荻原氏、吉田義人氏、竹田陽介氏の5人。
投票率が低下
投票率は40%を下回り、過去最低となった。市長選挙が、現職の遠藤三紀夫氏以外の立候補がなかったため、無投票になったことが一因とみられる。
最下位当選者の得票数は4年前より300票ほど低い944票だった。また、2000票を超える当選者は、前回の10人から6人減の4人となっている。
平均年齢は50歳
前回の当選議員の平均年齢は、54・58歳。今回の選挙では、平均年齢は50歳と若返った。改選後の最高齢は中澤氏の70歳、最年少は伊藤優太氏の27歳。
期数でみると、1期が最も多く9人。次いで3期目が7人と、新人と中堅が多く在籍する構成となった。
10月に会派構成、正副議長の人事
25日には当選証書の付与式が市役所で開催された。再選を果たした遠藤三紀夫市長と当選した23人が、当選証書を受け取った。今後は10月に開催される臨時議会での、会派構成と正副議長の人事に注目が集まる。副議長経験者で議長を務めていないのは、中澤氏、稲垣敏治氏、上沢本尚氏、沖本浩二氏。
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