緑ケ丘の児童養護施設「成光学園」(矢部雅文園長)が、11月10日(土)に横浜市の子どもの国で開かれる「第45回児童福祉施設駅伝大会」に出場する。同学園は大会5連覇を成し遂げており、今年は前人未踏の6連覇に挑む。
同大会は県児童福祉文化体育協会が主催している。県内の児童福祉施設などに通う子どもたちが健脚を競う。チーム構成の基本は高校生2人、中学生4人、小学生2人となる。1区間2・4Kmで、総距離は8区間19・2Km。今年は、オープン参加をのぞいて、19チームが優勝を争う。
強さの秘密
同学園は2007年に初優勝し、そこから1位を守り続けている。10年以上前は入賞こそあれ、優勝争いに加わるチームではなかったが、職員の漆原豊和さんが監督に就任してから大きく変わった。
強さの秘密は、その練習量にある。練習は9月から始まり、大会まで毎日続く。この2カ月間で7、8回の記録会があり、トータルタイムで選手が選ばれる。20人ほどが練習に参加するが、選手として出場できるのは16人のみ。チームメイトは仲間でもあり、手ごわいライバルでもある。しかし、厳しく長い練習を通じて、子どもたちには自信とチームワークが育まれる。今年は2チームを編成する予定で、選手は9日(金)に発表される。
高校2年生の男子は、「6連覇を成し遂げる自信があります。それだけの練習をしてきました」と力強く語る。漆原監督は「今年も優勝します。そして、今後も歴史を刻み続けたいです」と目標を話した。
女子も1位へ
10日に同時開催される「第20回児童福祉施設女子駅伝大会」には、同学園も出場する。
昨年は十数年ぶりの出場ながらも、4位入賞と健闘した。チームをまとめる中学2年生の女子は「今年は1位を狙いたいです」と話した。
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