全国から663点が集まった「第6回招き猫イラスト大賞」(主催/招き猫美術館)の審査結果が3月1日に発表され、入谷在住の大井千寿子さん(53歳)の作品が大賞に選ばれた。
このコンクールは、招き猫に関する作品の展示や収集、普及啓発を行う同美術館(岡山県)が毎年主催しているもの。招き猫を題材にしたオリジナル作品が対象。各種入選作品は、イラストレーターの大竹雄介氏を委員長とする審査委員会で選ばれる。
大井さんがコンクールに応募するのは今回で4回目。過去に佳作の受賞経験はあるが、大賞は初めてになる。初の栄冠に大井さんは「まさか選ばれるとは思っていなかったので、驚きました。感激しました」と嬉しそうに話す。記念として、木彫りの招き猫が贈られた。
大賞作品は、道端で出会った猫をモデルにしたちぎり絵。新聞紙や化粧品のパンフレット、スーパーのチラシなどを組み合わせて創作した。紙に描かれた英文字で猫の手足の先を表現するなど、アイデアが光る作品だ。
強い創作意欲
昔から絵を描くことが好きだったという大井さん。13年ほど前から自宅で絵手紙を作り、植物や風景、果物などありとあらゆる物を題材にしてきた。数年前には、「1000日間、1日1枚」を目標に絵手紙を描き続けたこともある。
現在、関心が高いのは大賞受賞作でもあるちぎり絵。様々な素材を組み合わせて新しい物を創りだすことに惹かれている。将来は、「絵手紙やちぎり絵を混ぜあわせた作品を作ってみたい」と意気込んでいる。
東京で展示会
コンクールの展示会が4月8日(月)から14日(日)まで、東京の「月光荘画材展」(中央区銀座8の7の2)で開催される。午前11時から午後7時まで(最終日は4時終了)。入場無料。展示会の問い合わせは同店【電話】03・3572・5605へ。
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