座間総合高校女子ソフト部 創部2年目の初挑戦 関東公立大会に出場
県立座間総合高校(横溝均校長)の女子ソフトボール部が、今月26日(火)から東京都で開催される「第18回関東公立高等学校女子ソフトボール大会」に出場する。チーム結成から約1年半での初挑戦となる。
座間総合高校女子ソフト部は、昨年10月から開催された神奈川県新人大会に出場。全52校中5位の成績をおさめ、初となる関東公立大会の出場権を手にした。この大会は公立高校のみが出場可能で、東京都公立高等学校ソフトボール連盟が主催する。
座間総合高校は、2009年に栗原高校とひばりが丘高校が合併し創立された。当時のソフト部員はわずか2人で、単独での出場ができないため、県立座間高校との合同チームで試合に臨んでいたという。チームが独立したのは2011年の秋。現在では14人の部員が所属している。
監督を務める丹羽美紀教諭は「今回のメンバーはひたむきさが強い。地道な練習が実を結んだのではないか」と太鼓判を押している。
逆境バネに優勝目指す
部員たちがいつも汗を流してきたグラウンドは、昨年末から行われている整備工事のため、現在も利用できない。ピロティーや裏庭など普段と異なる環境で大会への最終調整をしている。今までのように全体練習をする機会は限定され、他の部活と譲り合いながら敷地の隅で地道な練習に取り組んでいる。
「でも、悪いことばかりではないです」と話すのはキャプテンの宮城葵さん(17)。週2回、近隣の中学校のグラウンドを借り、練習をしている。その「お礼」として中学生たちにマンツーマンでソフトボールを教えている。「人に教えるというのは、あまりない機会。教えて初めてわかったことも多いです」と宮城さん。その他にも、限られた環境でできるメニューを考え、効率のよい練習方法を考えるきっかけにもなったという。
初戦は26日正午から江戸川区臨海球技場で行われる。対戦相手は30年以上の歴史をもつ千葉県立柏陵高校ソフト部。
宮城キャプテンは「何ができないかではなく、何ができるかを考えて頑張ってきた。出るからには優勝を狙いたいです」と意気込んでいる。
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