県交通安全対策協議会(会長/黒岩祐治県知事)が5月1日、自転車交通事故多発地域に、座間市を含む17市区町を指定した。座間市は10年連続の指定。
県によると、県内の2012年の交通事故は発生件数、死者数、負傷者数ともに前年より減っている。その一方で、自転車が関連する事故の割合は、横ばいで推移しているという。
この現状を受けて同協議会は、自転車事故の割合が県平均より3%高い自治体を、多発地域に指定して防止対策を推進している。
2012年の県平均は23・2%。座間市は、全事故620件のうち165件が自転車関連で、構成率26・6%だった。最も高かかったのは川崎区で39・3%。
この制度は2004年から始まった。10年連続で指定されているのは、座間市、平塚市、茅ヶ崎市、大和市、川崎区、幸区、中原区。
座間市の自転車事故割合は2004年以降、2011年(31・8%)をのぞき20%後半で推移している。発生件数は減少傾向にあり、2012年はここ10年で最も低かった。
市内の状況
座間警察署によると、2012年に管内で起きた自転車事故のうち、相模が丘(36件)とひばりが丘(29件)で、全体の約40%を占めている。この数字について同署は「自転車を使いやすい平坦な地形だからでは」と分析している。また、交差点での出会い頭の事故が多く、一時停止や徐行の不徹底によって発生しているという。
同署は、自転車マナーアップ強化月間の5月に、市内各地で啓発活動を行う予定。13日と14日には座間高校と座間総合高校で、27日は街頭でキャンペーンする。また、17日には「県自転車商協同組合座間支部」と連携し、街頭点検する。
同署は「自転車も車両の一種。交通規則に従って、一時停止と徐行を遵守して欲しい」と話すとともに、「見通しの悪い道路では、安全確認をお願いします」と呼びかけている。
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