シルバーコーラス・ざま 童謡、唱歌を後世へ 平均75歳の合唱団が発表会
65歳以上を対象とするコーラスグループ「シルバーコーラス・ざま」(野口吉一代表)が6月15日(土)、ハーモニーホール座間で発表会を行う。平均年齢75歳、最高齢96歳の同団体。本番に向け、練習を重ねている。
「埴生の宿も わが宿 玉のよそおい うらやまじ」―。先月27日、サニープレイス座間に、やわらかな歌声が響いた。集まった34人の会員は、当日の流れや音階を、指揮の青木淑乃さんのもと確認。本番と同じ衣装に身を包みながらの練習には、自然と熱がこもった。
同会のモットーは、無理をしないこと。「楽しく・愉快に・歌って・語って」をテーマに、月に2回、同所で練習を重ねてきた。
かつて日本で頻繁に歌われていた唱歌や童謡を歌い継ごうと、6年前に結成された。発表会のプログラムにも「埴生の宿」や「今日の日はさようなら」、「ドレミの歌」など、日本人が幼少期に親しむ童謡や、懐かしの唱歌が並ぶ。野口代表は「昔はよく耳にしたこれらの歌も、最近は聞く機会がめっきり減ったように思う。長く歌われてきたこれらの歌を、楽しみながら伝えたいと思った」と話す。
発表会の開催は、今回で5回目だが、音響設備の整ったホールでの単独公演は初めてだという。当日は、男性7人、女性29人の会員が舞台に立つ予定。「楽しみながらも真剣に、練習してきた。本番では、多くの人に昔ながらの歌の魅力を伝えたい」と野口代表は話している。
発表会は午後1時30分開場、2時開演。当日は指揮を青木さん、ピアノを片野敦子さん、フルートを、賛助出演の堀田千秋さんが担当する。入場無料。市教育委員会と市社会福祉協議会が後援。問い合わせは野口代表【電話】046・253・2179へ。
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