栗原中央在住のプロボクサー井上尚弥選手(20歳/大橋ボクシングジム所属)が4月6日(日)、国内最速プロ6戦目でWBC世界ライトフライ級のタイトルマッチに挑む。3月27日の公開練習では、「いよいよという感じ。勝たなければいけない」と意気込みを語った。
同ジム(横浜市)で行われた公開練習には、テレビ局や新聞社など報道陣が多く詰めかけ、関心の高さを伺わせた。3ラウンドのスパーリングでは、スピード感溢れる連打を見せ、コンディションの良さをアピール。国内最速の世界挑戦について「最速は試合に勝ってついて来るもの。それほど意識していません」と冷静に語った。王者のアドリアン・エルナンデス選手(メキシコ)を「好戦的なファイター。接近戦が得意」と分析。相手の土俵で戦わず、ヒットアンドアウェイを心がけるとした。同席したトレーナーの父・真吾さんは「いい練習が出来ているので、不安が自信に変わった」と話した。
この日は、井上選手が試合のメーンを飾る事も発表された。同日に防衛戦を行う、WBC世界フライ級王者・八重樫東選手(大橋ジム所属)の申し出によって実現したもの。井上選手は「メーンに恥じない試合をする。王者になって締めくくりたい」と更に気を引き締めていた。
試合は東京の大田区総合体育館で開催。国内最速の世界王座奪取記録の更新に期待がかかる。試合はフジテレビで同日午後10時から放送予定。また、井上選手の弟・拓真選手(18歳)がプロ2戦目に挑戦。世界ランカーのファーラン・サックリン・ジュニア選手(タイ)と対戦する。
白のTシャツで盛り上げる
兄弟2人を応援する「井上尚弥・拓真後援会」(工藤元会長)も大一番に向け、準備を進めている。当日は地元から多くのサポーターが、会場に駆けつける予定だ。さらに、2人の爽やかなイメージを表現した、公認のホワイトTシャツ(2500円)とタオル(1500円)を作成。同館で限定発売し、会場をホワイト一色に染め上げて王座奪取を後押しする考えだ。
工藤会長は「2人にとって大事な一戦。一丸となって応援します」と意気込み、「勝利を願って、ぜひ応援をお願いします」と呼びかけていた。
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