座間市は4月21日の記者会見で、国内最速プロ6戦目でWBC世界ライトフライ級王者になったボクサー・井上尚弥選手(21歳/栗原中央)に、初の市民栄誉賞を贈ると発表した。5月2日(金)に表彰式を執り行う。
表彰は4月18日に制定された座間市民栄誉賞表彰規則に基づくもの。規則では、各種分野で輝かしい成績を残し、日ごろから市の発展に貢献するとともに、市民に希望や活力を与えた人を表彰すると定めている。
座間で育った井上選手は、父・真吾さんの影響で小学校1年生からボクシングを始めた。栗原小学校と栗原中学校を卒業し、相模原青陵高校時代には高校生初のアマチュアボクシング7冠を達成した。プロデビュー後は「怪物」と称される実力を発揮し、国内最速タイ4戦目で日本王座を獲得。今月6日の試合で世界王者になり、16日に市役所で行われたセレモニーには約300人が訪れ、市民の関心の高さを伺わせた。
所属する大橋ボクシングジム(横浜市)でトレーニングを積む一方で、座間市内でもランニングなどの練習をこなす。今年1月の成人式では、新成人を代表して誓いの言葉を述べていた。
市は表彰理由として、ボクサーとしての実績に加え、謙虚で努力を惜しまない姿勢や、高校時代から節目に市を訪れるなど郷土愛が強いことなどを挙げる。
受賞について井上選手は「初の市民栄誉賞ということで光栄です。これを機に、より一層自分を律していきたい」とコメント。さらに、「次は9月ごろの試合を予定しています。頑張るので、是非応援をお願いします」と市民に呼びかけていた。
表彰式は2日の午前10時30分から11時まで、ハーモニーホール座間小ホールで開催。一般市民も参加可能で、先着300人。問い合わせは市秘書課【電話】046・252・7544。
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