昨年3月の放火事件によって神楽殿や社務所が焼失した栗原神社。氏子の協力を得て今春に両施設を新築したが、再建費用など難題も残っている。そんな現状を多くの人に知ってもらい協力を呼びかけようと、地元の若者が中心となって6月29日(日)、ダンスや音楽のフェスティバルを神社で開催する。
イベントの実行委員長を務めるのは、小さい頃から七五三や初詣で神社に親しんでいた大澤由梨花さん(26歳/栗原中央)。18歳から25歳までアジアやヨーロッパを渡り歩いた大澤さんは、海外の音楽フェスティバルに携わった事があった。今回は、再建委員会に所属する父親から神社の現状を聞いて発案。3月に総代会から開催の許可を得ると、同級生や知人に呼びかけて実行委員会を立ち上げた。
委員の多くは地元住民で、年齢層は20〜30代。仕事をこなしながら、休日や夜に時間を作っては、プログラムを練ってきたという。消防団や交通指導員にも協力を仰ぎ、当日の警備や交通整理をサポートしてもらえることになった。ボランティアスタッフも約30人確保した。今はポスターやリーフレットを配布しPRに努めている。
フェスティバルの名前は「SplaShRine(スプラッシュライン)」。「盛り上がる」や「はじける」という意味を込めたSplashと、人の繋がりのLine、神社のShrine(シュライン)を組み合わせた造語だ。
当日は午前11時から午後7時30分まで開催。新しくなった神楽殿で、DJ、ダンス、マジックなどのパフォーマンスが披露される。また、腕相撲大会(午後1時30分〜)も行う予定。入場自由で、荒天の場合は中止。徒歩や公共交通機関で来場とのこと。本部店舗や協賛広告などで集まった収益金は、運営費用をのぞいて、再建委員会に寄付する。
大澤委員長は「年齢、性別、国籍に関係なく、多くの人に来場して欲しい」と呼びかけ「若い世代が地域に関心を持つきっかけになれば」と期待している。問い合わせは大澤委員長【携帯電話】080・9645・3393。詳細はフェイスブックページ(スプラッシュライン 栗原神社で検索)へ。
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