9月9日の「救急の日」に合わせて県が行う「県救急医療功労者表彰」に、座間市歯科医師会(櫻田弘行会長)が運営する「座間市休日歯科急患センター」が選ばれた。今年度の受賞者は県内5団体・7人で、市内では同センターのみ。
1982年から続く同表彰は、救急医療の発展に顕著な貢献があった施設や個人を表彰するもの。今年で32回目。
同センターは、ハーモニーホール座間となりの「市立市民健康センター」内に設けられている。日曜・祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)に、歯の異常に関する応急処置を行う。年間およそ72日ある診療日を、市歯科医師会に所属する歯科医師47人が輪番で担当する。2013年度の利用者数は252人で、年末年始には6日間で71人が訪れたという。
同センターが診療を開始したのは1996年。開設する以前、市民が休日に歯科診療を受けるには、相模原市中央区にある「相模原口腔保健センター」、または輪番で開いている市内歯科医院に足を運ぶしかなかった。「輪番制ですから、休日診療している医院を探すのも大変だったと思います。『必ず開いている』というのが市民の安心につながる」と櫻田会長。表彰においても、遠隔地での診療解消が大きく評価された。
受賞については「会員や先輩方の協力があってこそです」と感謝を述べ、「今後も努力をして、市民のお役に立てれば」とコメントした。
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