9月11日に大阪で行われた「第70回 国民体育大会」の飛板飛込競技(少年部門)に、市立西中学校卒業生の伊藤洸輝さん(高校1年)が神奈川県代表として出場。フィジカルの強さを活かしたダイナミックな演技で、昨年の6位を上回る全国2位を手繰り寄せた。
今年の国体は、和歌山県などで9月26日(土)から10月6日(火)まで行われる。飛込は「会期前競技」として11日に実施された。
飛板飛込は高さ3m地点の板からジャンプし、回転やひねりを加えながら入水し、その難易度や正確性を競う競技。現役の中学校3年生から高校3年生を対象とする少年部門には17人がエントリーした。
伊藤選手は6回行う試技のなかで、前方飛込において高さある演技を披露し、審査員から高評価を受けた。2位という結果については「とても嬉しい」とコメント。一方、後ろ踏み切り前宙返りでミスをしたと言い、「優勝の可能性もあったので悔いが残ります」と悔しさをにじませた。
視線は世界へ
小学1年で相模原市水泳協会所属のチーム「S・D・T」に入会し、飛込競技を始めた。西中時代はJOCジュニアオリンピック大会を連覇。今は都内の高校に通いながら、国際アスリートを育成する「JOCエリートアカデミー」に所属し、技術に磨きをかけている。
今シーズンの主要大会は終了しており、視線は次年度の世界ジュニア選手権出場とメダル獲得に向けられている。そのためには国内大会での実績が必要で、「来シーズンに向けて練習を積み重ねます。得意とする『高さのある堂々とした演技』を維持していきたい」と意欲を見せている。S・D・Tでコーチを務め、伊藤選手の恩師と言える兪金魁(ゆきんけい)さんは、教え子について「世界で戦うために必要不可欠な『高さ』を備えている。成長が楽しみな選手」とその将来性に期待を寄せる。
市民6人代表に
26日から本格的に始まる国体には、市から6人が県代表に選ばれている。選手と競技は以下※敬称略
▽ハンドボール(少年女子)/服部真由子▽軟式野球(成年男子)/河野将太▽カヌー(監督)/浦博行▽空手道(成年男子・組手)/伊勢野海人▽空手道(少年男子・組手)/伊勢野大介▽クレー射撃(トラップ)/加藤修一
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