1895年に設立された尋常高等座間小学校を前身とする座間小学校(唐木田正富校長)が今年度、120周年を迎えた。先月31日に行われた式典と「おめでとう集会」では児童が「喜びのことばと合唱」などを披露し、節目を盛大に祝った。
市内の小・中学校で最も古い歴史を持つ同校。創立式典は1995年の100周年から20年ぶりで、保護者などで構成される実行委員会(山田信也委員長)が中心となって準備を進めてきた。これまでに、80周年に建設した資料館「いずみ文庫」の整備、メダカ池や飼育小屋の修繕、校舎内壁面の塗装などに取り組んできており、31日はその「集大成」となった。
「誇り忘れない」
児童による発表では、開校時のエピソードや、当時貧困によって学校に通えなくなった子どもがいた事実などを紹介。学校関係者や地域住民に感謝し、「座間小学校の子どもとしての誇りを忘れずに進んでいきます」と力強く誓うと、来賓や保護者が目元をぬぐう姿も見られた。
式典の終了後に行われたおめでとう集会では、「飛んで行け、みんなの想い」と題して、ひまわりの種とメッセージをくくりつけた風船を大空に放った。舞い上がっていく風船を見ながら児童や来場者からは「遠くまで飛んで行け」と歓声が上がった。
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