市は先月25日、大雨時に下水道や水路の氾濫などによって浸水する可能性がある区域を示した「内水(ないすい)ハザードマップ」を、ホームページ上で公表した。多発するゲリラ豪雨に対する「事前の備え」として、市民に活用してもらう狙いだ。
内水ハザードマップは、市内の下水道や水路の整備状況と、国が公表している地盤高情報をもとに製作。1時間に50㎜と100㎜の雨が降った場合に、浸水のおそれがあるエリアを、深さごとに4段階に分けて色分けしている。市内ではここ15年、1時間あたり70㎜を超える雨は降っていないものの、「想定外」のケースとして100㎜も盛り込んだという。
マップでは50㎜の雨が降った場合、相模川周辺の新田宿や座間、栗原や栗原中央などで20〜50cmの浸水が予想されている。また、栗原では、大人の腰まで浸かる1m以上の浸水が懸念されるエリアもある。
市下水道課(【電話】046・252・8629)では、ゲリラ豪雨の発生場所や時間帯によっては、想定外の事態が起きる可能性があると説明。その上で「大雨が降った時に、どの地域を避けるべきか事前に把握できます。既に発行している洪水ハザードマップと併用して、水害への備えとして活用してもらえれば」と呼びかけている。
マップは、市役所2階の同課窓口や市民情報コーナー(1階)のほか、公民館や北・東文化センター、各コミュニティセンターにも置かれている。
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