神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2016年10月28日 エリアトップへ

さがみ野出身大江竜聖投手 巨人からドラフト指名 強豪校で名を轟かせ

スポーツ

公開:2016年10月28日

  • LINE
  • hatena
部員や監督らと喜ぶ大江選手(中央)※学校より写真提供
部員や監督らと喜ぶ大江選手(中央)※学校より写真提供

 10月20日に開かれたプロ野球ドラフト会議で、市内さがみ野出身で二松学舎(にしょうがくしゃ)大学附属高校(東京都)の大江竜聖投手(17歳)が、巨人から6位で指名を受けた。座間市出身の選手がドラフト会議で指名されるのは、2009年に当時の横浜ベイスターズに入団した安斉雄虎さんに続いて2人目。

飛躍の裏に、父の支え

 同校で、会議の様子を見守っていた大江選手。巨人の6位指名が発表されると、チームメイトや学校関係者は歓喜に包まれた。仲間に胴上げされてから臨んだ記者会見では「活躍できるよう切磋琢磨していきたい」などと抱負を語った。

 身長173cmと小柄ながら、最速149キロの直球や制球力が持ち味。全国的に注目されたのは2年前、夏の甲子園予選決勝だった。エースに代わって登板して延長戦まで投げ切り、同校初の夏の甲子園出場を手繰り寄せた。本大会では今村大輝捕手との1年生バッテリーで、その名を轟かせた。翌年3月のセンバツでも、1試合16奪三振と力投。この年の秋季大会では、早稲田実業高校の清宮幸太郎選手から三振を奪って話題を呼んだ。

家族一丸となって

 三人兄弟の末っ子として生まれ、幼稚園から野球を始めた。東原小と南中の出身で、小学3年から6年にかけて「イーグルス座間」に所属。中学時代はクラブチーム「横浜ヤング侍」の中心選手として活躍した。

 これまでの野球人生を支えたのが父・広志さん。小学生の頃はイーグルスの監督として指導し、高校になってからは「どの試合も二松学舎のホームとなるように」と応援に声を枯らした。大江選手が小学生の時に離婚してからは、仕事をしながら家事にも奔走。姉・麻実さんと兄・隼人さんとともに、サポートしてきた。

 寮生活を送る大江選手が家で過ごす際は、野球の話題は出さない。「休むために帰ってくる。話したいことがあれば、竜聖から喋るだろうし」と広志さん。全国で注目される強豪野球部のエースとして、大きな重圧を感じているであろう息子を優しく見守ってきた。

 ドラフトで指名を受け、小さい頃からの夢だった「プロ野球選手」が現実味を帯びてきた。広志さんは「気持ちの強さは、指名選手のなかでもナンバーワン」と太鼓判を押し、「プロの世界は厳しいと思うが、怪我なく、大好きな野球に一生懸命取り組んでほしい」とエールをおくった。

イーグルス時代の大江選手(右)と広志さん(後列)
イーグルス時代の大江選手(右)と広志さん(後列)

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク