事業者の後継者対策を考える「座間市事業承継セミナー」が2月2日(金)、座間市役所で開催される。市主催で同様のセミナーを開くのは初めて。事業承継の重要性や取り組み方について学んでもらう。
神奈川県中小企業・小規模企業活性化推進月間の2月に、市が初めて開催する催し。企業経営者や個人事業主、後継予定者を対象に、いつか訪れる「事業承継」に向き合ってもらおうと、市商工観光課職員が中心となって企画した。
講師を務めるのは、税理士法人山田&パートナーズ横浜事業所所長の里勇輝氏、神奈川県事業引継ぎ支援センター統括責任者の神谷慎一氏。第一部では里氏から事業承継対策の重要性や取組み方について学び、第二部では神谷氏が同センターの支援についてや、事業承継問題の現状を語る。
先送りの傾向
中小企業庁によると、後継者が決まっていると回答した経営者は12・4%に留まり、廃業を予定している事業者が50・0%にのぼる(2016年)。また、市が同年、市内の製造業を対象に行ったアンケート(産業用ロボット導入事業調査及び製造業実態調査)では、「すでに後継者が決まっている」と回答したのは、219社中56社の25・6%。日々の経営が精一杯で、何から始めるべきか、誰に相談すればいいのかわからないといった理由で先送りにするケースが多いという。
同課の担当者は「事業承継には5年から10年かかる。準備に早すぎるということはないので、この機にぜひ」と参加を呼び掛ける。
時間は午後3時から5時。市役所5階会議室で開催。参加無料。申込み・問合せは同課【電話】046・252・7604。
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