東原コミュニティセンターから国道246号線までの市道13号線沿いにある桜並木の植替えが、今年の秋ごろから始まる。50年以上にわたり通行人や住民を楽しませてきたが、老齢化が進み枝の落下などの危険性も指摘されていた。工事は対象区間を3つに分け、5年をかけて行われる。
座間市が策定した、「仲よし小道再生整備基本構想」に基づいての整備事業。東原コミュニティセンターから森永乳業(株)研究・情報センター前のソメイヨシノが対象となる。
この一帯の桜は、50年以上前、地元住民有志らによって植えられたもの。春には一斉に咲き誇り、さがみ野さくら祭りに花を添えるなど、長年にわたり地域住民や通行人に愛されてきた。
ところが、樹木の老齢化が進み、2008年には中央労働金庫座間支店近くの桜の枝が自動車に落下する事故が発生。幸いけが人は出なかったものの、同時期に植えられた桜の植替えが検討されてきた。
今回の計画では、横幅10mの植樹帯の桜を抜根した後、道路側の半分を自転車の通行帯とし、住宅地側に桜を20m間隔で植える予定。今秋から着工し、まずは東原コミュニティセンターからさくら自治会館までの区間が整備される。今年度中に桜を撤去し、来年度に植樹。住民から要望のあったソメイヨシノを植える方向で検討を進めている。
その後、さくら自治会館から東原保育園まで、同園から森永乳業(株)研究・情報センターまでと計3区間に分け、5年をかけて同様に整備される。完了後、道路側に自転車専用通行帯が敷かれる予定だという。
市公園緑政課の担当者は「これまでと同じように、市民参加していただける桜並木として、次世代に受け渡したい」と話している。
桜を長年見守ってきた住民は「切られてしまうのはやはり悲しい」としみじみ語る。また、とある住民は「どこにでもあるようなものではなく、さがみ野ならではの桜並木にして欲しい」と要望を寄せた。
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