神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2018年4月20日 エリアトップへ

コーヒーノート 視覚障害者支援の一助に コーヒーバッグを開発

社会

公開:2018年4月20日

  • LINE
  • hatena
左から大森さん夫妻、鈴木理事長、福喜多所長
左から大森さん夫妻、鈴木理事長、福喜多所長

 入谷のコーヒーショップ「コーヒーノート」はこのほど、ユニバーサルデザインのコーヒーバッグ「DOT(ドット)コーヒー」を開発した。目が不自由でもお湯に入れるだけで作れるというもので、開発には県視覚障害者情報センター「神奈川ライトハウス」(入谷)も協力。売り上げの一部は、NPO法人神奈川県視覚障害者福祉協会に寄付される。

 「D(誰もが)O(おいしく)T(作れる)コーヒー」をめざして作られたDOTコーヒー。包装箱の裏には、点字でコーヒーの淹れ方が説明されている。

 座間駅近くにあるコーヒーノートにはしばしば、ライトハウスの利用者が来店していた。同店の大森博店長は、「より簡単に、自分でおいしく淹れられるコーヒーを作れないか」と、昨年6月から商品開発を開始。たどり着いた案が、ティーバッグのようにお湯の中に入れるだけで飲める、「コーヒーバッグ」だった。

手の差し伸べ方表紙に記載

 パッケージには7種類のイラストが描かれており、街中で目の不自由な人と出会った際にどういう行動を取ればよいかが記載されている。これは、ライトハウスの福喜多恭子所長や、同施設の運営母体であるNPO法人神奈川県視覚障害者福祉協会の鈴木孝幸理事長が監修したもの。福喜多所長は「理解が広がると、視覚障害者も活動しやすくなる」と語る。

 「目の不自由な方にとって、コーヒーを淹れる作業は難しい。人の手を煩わせないようにと、飲みたくてもなかなか言えない方もいる」と福喜多所長。今回のDOTコーヒーについては「手軽にインスタントよりおいしく飲めて、利用者も喜んでいる」という。

 「味わいがしっかりしているので、多めのお湯でたっぷり楽しんで」と大森店長。フィルターの開発も手伝った鈴木理事長は「これならおいしいコーヒーを簡単に作れる」と太鼓判を押す。

 DOTコーヒーは7個入りで税込1100円。売り上げの一部は、同協会に寄付される。大森店長は「コーヒーを通じて、社会に働きかけができたら。楽しみ方をお客様と一緒に見つけていきたい」と話した。

 問合せは同店【電話】046・254・2282。

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク