神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2018年5月18日 エリアトップへ

座間のホタルを守る会 保全活動、着実に前進 芹沢公園で鑑賞時期に

社会

公開:2018年5月18日

  • LINE
  • hatena
芹沢公園のホタル=14日撮影
芹沢公園のホタル=14日撮影

 芹沢公園南側の水場で例年より1週間ほど早く、ホタルの鑑賞時期を迎えた。開発などにより一度は姿を消してしまったものの、「座間のホタルを守る会」(藤松邦久会長)による地道な活動が実を結び、再び観察できるようになった。今年は例年より多く飛び交っており、近隣住民らを楽しませている。

 残り少なくなってしまったホタルの自然発生地を保全しようと、2003年に設立した同会。県立座間谷戸山公園やいっぺい窪(南栗原)といった自生地や、かつて生息していたが、姿を消してしまった芹沢公園などでホタルを復活させる取組みを行っている。

 芹沢公園では05年から復活事業を開始。汚れていた水場を整備し、ホタルの幼虫のエサとなる巻貝「カワニナ」を放流。同会の大沢喜代司さん(栗原中央在住)が自宅で幼虫を飼育し、同公園南側の水場に放っている。

 今年は春が暖かかったこともあり、例年より1週間ほど早い5月4日からホタルを観測できた。同会の脇田信雄さんは「昔はホタルがたくさん飛んでいた。地元の方が友人を誘って見に来るような、喜んでもらえる場にしたい」と語る。

 徐々に数を増やしていくホタルに、会員は手応えを感じている。脇田さんは「ゆくゆくは自然産卵を目標に頑張りたい」と語った。

車での来場は要配慮

 ホタルは光を嫌うので飛行する近くの街灯は管理者にお願いして消してもらい、民家から漏れる灯りも極力抑えてもらうように協力をお願いしている。「車で来場する方は北側の駐車場を利用して園内を歩いてきてほしい」と呼びかけている。

 ホタルの灯りを楽しんでいた70代の地元住民は「小さいころは出身の関西でも多くのホタルを観ることができた。主人を亡くして寂しい気持ちも、ホタルが慰めてくれる。いつまでもホタルを見られるように協力していきたい」と話していた。

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク