キャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区の返還跡地に、パークゴルフ場が建設される。同地はこれまで、病院誘致ゾーン、新消防庁舎ゾーン、公園ゾーン、陸上自衛隊家族宿舎ゾーン、その他の5ゾーンにわけられ整備が進められてきた。パークゴルフ場は、公園ゾーン内に設置される予定で、2021年4月の供用開始をめざしている。
2016年2月に返還され、整備が進められてきたキャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区の返還跡地。これまで、同地約5・4haと既存の市民体育館第2駐車場用地約0・2haをあわせた約5・6haの範囲が、「キャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区返還跡地利用構想」をもとに整備されてきた。同構想では、同地を病院誘致ゾーン、新消防庁舎ゾーン、公園ゾーン、陸上自衛隊家族宿舎ゾーン、その他の5つのゾーンに分割。16年4月には、座間総合病院(社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス/海老名市)が開業し、18年2月には、新消防庁舎が完成している。
こうした一連の返還跡地における整備の最終段階として進められるのが公園ゾーン約8200平方メートルの整備だ。同ゾーンは、隣接する市民体育館と大坂台公園と連携を図り、一体的に整備を進めていく。コンセプトは、「スポーツと健康の森」。市は、このコンセプトにもとづき、三世代で取り組めるスポーツ=パークゴルフができるようゾーン内を整備。パークゴルフ場以外に遊具などは置かず、災害発生時に市民体育館とあわせて有効的に活用できるようにする。
あわせて、パークゴルフ場整備の際の建設発生土を活用し、市民体育館裏の斜面を整備する。斜面は、大坂台公園の緑地だが、うっそうとしており、市民から「暗くて怖い」といった声が寄せられていたほか、倒木の危険性もはらんでいることから、現在14mある高低差を約2300平方メートルの平面にし、人工芝にする予定。
市都市部公園緑政課は、こうした整備の費用について、「防衛省の補助金を利用し、市としての負担は最小限に抑えていく」と話している。
同ゾーンの整備は、来月の着工を予定しており、公園の内容について詰めながら、3年をかけて工事を進めていく。パークゴルフ場の供用開始は、21年4月をめざしている。
なお、工事期間中は、市民体育館の屋外駐車場が利用できなくなるほか、県道町田厚木線沿いの大坂台公園の出入り口から工事車両が出入りするため、同課では注意を呼びかけている。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|