9月1日(日)にハーモニーホール座間大ホールで開催されるオペラ『トスカ』。座間市に音楽の文化を根付かせようと発足した「オペラ・ノヴェッラ」(古川寛泰代表=人物風土記で紹介)が制作する。指揮者はウィーンで活動する世界的に輝かしいキャリアを持つ瀬山智博氏、そして日本を代表するバスとして圧倒的な支持を得ている妻屋秀和氏がアンジェロッティ役として出演する。
ハーモニーホール座間では座間にオリジナルオペラを作ろうと昭和音大と提携し、2007年に創作オペラ『けやき姫』を上演。その時にソリストとして出演した古川氏が「地元にオペラ文化を」と立ち上げたのがオペラ・ノヴェッラ。合唱団は市内のほか県内各地から一般市民が集まり、約一年をかけて一つの作品を練習し、大舞台に挑んでいる。
同団体はこれまでラ・ボエーム、椿姫、蝶々夫人、愛の妙薬など大作を見事に上演。今回は代表の古川氏が「日本のトップクラスが集まりました」と胸を張るほどスタッフ、出演者、指揮者などが充実した公演となる。
今回の作品は「トスカ」。プッチーニの名作歌劇。ウィーンを拠点に全世界で活躍し音楽に情熱を注ぐ今大注目の指揮者・瀬山智博氏が初めてハーモニーホール座間でトスカに挑む。瀬山氏は同ホールのインタビューに「指揮は振り付けではないのでリハーサル、本番、関係なく常に変化するもの。二度と同じ指揮はできません。ハーモニーホール座間は何か“オーラ”があるホールだと感じました。必ず我々の公演を素晴らしい響きで包んでくれる」と話している。
そして伴奏・歌唱指導などを担う音楽専門家・コレペティトールに河原義氏を招き、作品を芸術に高め、“新しいカタチ”の公演を目指す。演奏はプロオーケストラ団体『テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ』が担当する。
代表の古川氏は「“本物”にこだわって、ショーではなく芸術として評価される公演にしたい。本場イタリアの響きと感性を表現できる日本トップクラスの演者が集まりました。我々の“情熱”を届けられるような公演にしたい」と話す。
公演は9月1日午後2時開演(1時開場)。全席指定4500円。問合せは同ホール【電話】046・255・1100へ。
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