戻る

座間 トップニュース社会

公開日:2019.08.30

座間市総合防災訓練
連携強化し、有事に備える
市民参加可能な訓練多数

  • 昨年のようす。今年も子どもを救助・救出する訓練が行われる(提供写真)

 「生き残るため、みんなで備えよう」。9月1日の防災の日にあわせ、座間市でも「総合防災訓練」が行われる。9月7日(土)午前9時から。会場は座間小学校など。防災関係機関37団体と、市役所内に設置される12の災対部が参加し、各機関の連携強化や市民の防災意識向上を図る。

 当日は、午前8時に都心南部を震源域とするマグニチュード7・3の大規模地震が発生し、座間市では最大震度6強を記録。建物の倒壊や火災、道路・橋の損壊、多くの負傷者、電気・ガス・水道・電話などのライフラインの被害が発生したことを想定して訓練が行われる。訓練は、実際に災害が発生した際を想定した時系列に沿って実施。情報収集、広報、避難誘導、初期消火、給水所設置、炊き出し、救助・救出、応急救護所開設、生活物資・燃料輸送、人命救助など内容は多岐にわたる。

 人命救助訓練では、座間小学校おやじの会らの協力のもと、建物内や地震による車とバスの事故現場に取り残された子どもの救助・救出などが行われるほか、市消防ドローンチームを参集し、ドローンを使用した被害情報収集なども行う予定。あわせて、在日米陸軍医療本部(普段はキャンプ座間内で医療クリニックを運営)の協力により、要救助者役には特殊メイクが施される。

 市消防によると、在日米陸軍や陸上自衛隊をはじめとする様々な防災関係団体と連携してここまで大規模に訓練を行うのは座間市ならではだといい、「普段から顔が見える関係を構築している。訓練では、改めて連携を確認しながら、強化していきたい」と話している。

 訓練には、一般市民も参加できるものも多数用意されている。自衛隊が作る災害時用非常食アルファ米を使ったカレーの試食や煙体験、初期消火などに参加することができる。

 訓練に関する詳細および問合せは、市危機管理課【電話】046・252・7395へ。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS