座間市は10月17日、台風19号で被害にあった友好交流都市である福島県須賀川市に物資を運んだ。座間市が須賀川市に物資を提供するのは、東日本大震災関連後は初となる。
須賀川市では台風19号の大雨で阿武隈川が氾濫し、多数の浸水被害に見舞われた。同市のホームページによると、2名が人的被害にあい、住家浸水被害、公共施設被害は調査中(10/22現在)と、広範囲で被害報告が多数寄せられているため全体の被害状況がまだ把握できていない状況となっている。農業施設の被害も甚大で、リンゴやキュウリ、ナシなど37ヘクタール以上が被害にあった。
座間市は17日、2011年に須賀川市と締結した災害時における相互応援協定に基づき、要請のあったスコップ120本のほか、土のう袋2800枚、ブルーシート150枚、ダストマスク1000枚、バケツ50個を職員2人がトラックで運んだ。
物資を運んだ市長室渉外課の職員は、「川沿いを中心に広範囲に被害にあっていた。避難ができる人は避難しなければならないと改めて感じた。ボランティアの方々も集まり作業していたので、復興に向け動き出していると思う」と現地の様子を話していた。
須賀川市社会福祉協議会では災害ボランティアセンターを開設し、被災した住宅の片づけなどのボランティアを募集している。活動内容は荷物の運び出しや掃除、泥上げなどの手伝い。受付は午前8時30分〜午前9時30分。須賀川市役所防災広場集合。最新情報は同協議会のHP(http://su-shakyo.jp/)で。
座間市は2007年から須賀川市と都市間交流を開始し、11年の東日本大震災時には発災4日後には飲料水や毛布などの救援物資を送り届けた。同年の相互応援協定を経て13年に友好交流都市協定を締結した。両市は行政間だけでなく、民間交流も行われていて、須賀川市で行われる日本三大火祭りの一つ「松明あかし」に県外の代表として座間あかまつ会(濱野真一会長)が作成した松明も参加している。
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