浄土宗宗仲寺(座間市座間一丁目)で11月9日、新しい住職を迎える晋山式が多くの檀家や僧侶、地元住民が見守る中、厳かに執り行われた。
宗仲寺は、徳川家康の家臣で、この地の領主であった内藤清成が父の竹田宗仲のために1603(慶長8)年に創建したと伝えられている。
新しく第26代住職に就いたのは平野誠司氏。前住職の仁司氏の子息。昨年4月に住職を継いでいたが、今回改めて晋山式を行った。
当日は檀家のほか、法類の寺院の僧侶40人らにより開門式や晋山式法要が行われた。法要では前住職から同寺に伝わる袈裟と過去帳が受け継がれ、新住職辞令の拝受も行われた。
法要の前には檀家、僧侶のほか、稚児の衣装を身に着けた子どもたち約85人とともに近隣を練り歩いた。地域住民も多く集まり、「立派になられて」「こういう儀式が見られて幸せ」と行列を見ながら口にしていた。
平野誠司新住職は「これまでの伝統(燈)を守りながら、今の人たちにも受け入れてもらえるようなお寺を目指したい。気軽に立ち寄れ、声をかけてもらえるような存在になれば」と新住職としての心持ちを話した。そして「”今”ということを大切にしたい。過去のことだけでなく、遠い未来だけでなく、”今”を見つめながら日々を過ごしていきたい」とその瞬間を大事にしたいと言葉にしていた。
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