平和と命の尊さ 胸に刻み 神奈川県議会議員 馬場学郎
310万人。この数字は第二次世界大戦での日本の戦没者数です。愛甲郡・厚木市・相模原市の人口を足しても100万人余りです。この市町村が全て無人になってもまだ足りぬ程の人々が、戦争の犠牲となり命を落としました。その中には若者もいます。20数年の人生でお国のために命を捧げた若者たち。考えただけでも胸が苦しくなります。
その後、焦土と化した第二次大戦の敗戦からわずか20年余りで世界第二位の経済大国に上り詰めた日本。世界史上、類を見ないスピードで復興し、高度経済成長を成し遂げました。
しかし今の日本は、低迷が続き、未だに再浮上の糸口をつかめないままもがいています。私たち戦後生まれの団塊の世代は日本のバブル期を過ごしました。戦後日本において、貧しい時代から高度経済成長を牽引してきた世代が団塊世代ならば、その子どもたち団塊ジュニア世代はバブルの泡が弾けてから社会に出て苦労を強いられています。そしてその後のゆとり世代と称される現代の若者たちは、戦争も知らなければバブルも知らない。戦争に苦しんだ若者と比べるにはあまりにも社会環境、経済状況が違いすぎますが、おそらくそれぞれが等身大の悩みと不安を背負いながら今を生きている事と思います。
日本の悲劇から70年。戦争を経験された方は少なくなりました。現代の私たちに出来ることは本来日本の未来を担うべき多くの尊い命が犠牲になった過去を風化させないよう、それぞれの世代が学び、先人たちの恩恵を胸に今をしっかりと生きてゆくことなのだと思います。忘れられつつある平和と命の尊さを深く考え、理解し、受け止めることが、今の私たちにとって必要なことだと思います。
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4月19日