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厚木・愛川・清川 コラム

公開日:2017.12.22

変化の時代を考える
前厚木市議会議員 徳間和男

 「変化の時代」はわかりやすく近づいています。最近よく話題にされる少子高齢化・人口減少の進行にしても、厚木市にも押し寄せてきていると言わざるをえません。



 たとえば人口の減少は間近に来ています。厚木市の人口減少は市の長期計画によると、2020年ころから始まると言われていて「時代の変化」は確実にはじまると言えます。時代の変化は数多く予測されます。変化は多く、社会の変化をまきこんで、いままで考えてみなかった生活に新しいものをもたらすでしょう。実はいまでも「若者文化」に惑わされている年齢層があふれていて「言葉さえ通じない社会的場面」に出くわします。これが広がりを見せ、私の大きな心配が本当の物となりそうです。



 私が一番心配しているのはこのまま時間が過ぎて行くと「地方選挙」がなくなってしまうのではないかということです。現在、町村長・町村会議員の3分の1以上は選挙をやっていません。無競争なのです。厚木市も再来年は市長・市議会議員の選挙が予定されています。調査をしてみるとこの二つの身近な選挙が無競争になる公算が強いのです。いろいろな聞き方をして二つの選挙への関心度を調べてみたのですが、新たに候補者になろうとする者はほとんどいません(選挙への関心度―前回の衆議院選の18歳・19歳の投票率は39・54。一般市民の投票率は50・46)。市長も市議も無競争という事態がわが町にまで及んでくるということになりそうなのです。もともと身近な二つの選挙より国政選挙のほうに選挙民が関心を寄せて来たことも自然とは言えませんが―。



 選挙の候補者となろうとした時には大きな時間を「託される準備」のために使います。使われた時間の競争(選挙)が「街づくりの将来図」の方向付けになるのです。全国に広がる「地方選挙の無競争化現象に厚木市は流されない」―そう誓いたいものです。

 

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