厚木・愛川・清川 コラム
公開日:2022.03.25
横山 実のGOLF LIFE Vol.17
【17】傾斜からのショット〈その四〉左上がり
左足上がりからのショットは、左足側が右足より高いので右足重心のショットになります。(右打ちの場合)右足に多くの体重がかかりますから、膝の高さが変わらないこと、ショット時に膝が流れ軸がぶれないように踏ん張る下半身の使い方が重要です。アドレス時の右膝の角度を内腿で踏ん張り維持することが重要です。
<ショットまでの手順>
【1】傾斜角に対し肩のラインを平行にする。
【2】前傾姿勢は通常と同じで右足重心にする。
【3】ボールの位置は通常よりやや右足寄り。
【4】傾斜に沿ってスイング
ボールにクラブヘッドをぶつけるスイングをしますと、左側が高い傾斜ですから、クラブヘッドが振り抜けないので飛距離が出ず方向性も悪くなります。
傾斜に沿ってスイングするようにしてください。急激なアウトサイドインの軌道はクラブヘッドの振り抜きが悪くなりますが、比較的にインサイドアウトの軌道(体側からターゲットラインの外側に振り抜く軌道)の方は打ちやすい傾斜だとも言えます。左足下がりと同じで傾斜角に対して肩のラインを平行にして立つことが重要です。また、右足に多くの重心がかかりますので右足の踏ん張りは必要です。クラブフェースは左足側が高いので上を向きますからロフトの角度が大きくなります。通常よりも飛距離が落ちますからクラブ選択は1〜2番手大きくても良いでしょう。傾斜角度が急な場合は、左足への重心移動がしづらいので、右足軸でのショットになりやすくボールが左に飛びやすいことも考慮しておきましょう。
◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実
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