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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2022.10.14

今はバッタが主役
あつぎ郷土博物館

  • 市販模型をサイズアップしたオブジェ

  • 白いバッタも展示

  • バッタを素材に使った菓子なども

 あつぎ郷土博物館に大型のトノサマバッタが登場した。昆虫の模型を扱うメーカーが作ったオブジェで、今月から開幕した企画展「バッタ」にちなんでいる。

 他の昆虫に比べて長いシーズンで鑑賞できる身近なバッタにスポットを当てた。意外と知られていない生態を深掘りし、学芸員の槐(えんじゅ)真史さんの解説が展示を深いものにしている。

 特にユニークな展示が鳴き声のコーナーだ。肢などを使って出す音は屋外で聴き取るのは難しいが、会場では二次元コードを携帯で読み込み、動画サイトを通じて聴くこともできる。

バッタの煎餅も

 食材としての側面を紹介するコーナーも面白い。まだ一般的ではないが、昆虫は牛や豚よりも少ない餌で育つたんぱく源として、注目されつつある素材。県内で養殖したトノサマバッタの煎餅も展示している。

 さらにバッタにちなんだ玩具の紹介では、レトロなブリキのバッタのおもちゃが、時代とともにプラスチック化する変遷も解説している。会期は12月4日まで。

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