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伊勢原 社会

公開日:2020.08.07

お食事処しいの木
シカ肉をミートボールに
市内産ジビエで地産地消

  • メニューを紹介する西村店長

 株式会社セゾオン(佐藤美成代表取締役)が運営する、伊勢原市役所レストラン棟の「お食事処しいの木」で、地場産シカ肉を使ったミートボールスパゲティ(税込690円)が8月3日から販売されている。

 4日には市役所で試食会が行われ、報道関係者に公開された。

 これは4月に販売されたシカ肉のメンチカツカレーに続く、ジビエメニューの第2弾として開発されたもの。同店の西村真理枝店長(38)は「トマトソースの酸味がシカ肉との相性が良いのではないかと考えた。幅広い世代に愛されるものをめざした」と説明。高タンパクで低カロリーのシカ肉に豚肉を合わせることで、柔らかく食べやすいミートボールに仕上げ、パスタはソースと絡みやすくするため、通常1・7〜8mmのところ、2mmの太い生パスタを使ったという。試食した高山松太郎市長は「多くの人に食べてもらい伊勢原の名物の一つになれば」と話した。

 使用されるシカ肉は、伊勢原市有害鳥獣対策協議会により整備された食肉処理施設で加工されたもの。市内ではシカやイノシシなどの野生鳥獣による農業被害などを軽減するため、県猟友会・各地区有害駆除班を中心に捕獲が行われている。

 ジビエメニューの提供は、捕獲した野生鳥獣の食肉を使い、地産地消を推進する狙いがある。市農業振興課によれば、シカによる農業被害は昨年度約800万円(暫定値)。昨年度市内で50頭のシカが捕獲され、うち7頭が食肉として活用されているという。

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