政府が新型コロナウイルスの経済対策として実施する、18歳以下の子どもへの計10万円相当の給付をめぐり、伊勢原市は、先行支給分として現金５万円を12月24日（金）に対象となる０歳から15歳（中学生）までの児童手当支給対象者に振り込むことが分かった。残りの５万円分も現金で、来年春に支給される予定。（12月15日正午起稿）



　開会中の市議会12月定例会で、市は給付金にかかる総額13億７３６０万円の補正予算案を12月６日に上程し、同日、可決成立した。



　市子育て支援課によると、対象児童等は１万３５８６人の見込み。この内、市が口座を把握している児童手当支給対象となる０歳から15歳（中学生）までの対象者に対して、12月10日に案内を発送。24日に先行支給分として、今年９月分の児童手当を受給している銀行口座に５万円を振り込む。また、０〜15歳の対象者と同一世帯の18歳以下にも24日に振り込む。



　申請が必要な16歳から18歳までの対象者に対しては、27日（月）に通知を発送し、来年１月４日（火）から受付を開始。順次、振り込むこととしている。



　また、政府が示した来春支給分の５万円相当のクーポンを基本とする給付について、伊勢原市では現金での支給を決定。子育て支援に係る商品などに限定したクーポンを扱う小売店の募集や、対象となる商品やサービスの選定など課題が多いためで、国の閣議決定の内容を踏まえ、来春に現金給付することとした。



　同課の担当者は「まずは確実に先行支給分の５万円が届けられるように、準備を進めたい」と話している。



　問合せは市子育て支援課【電話】０４６３・９４・４６３３へ。