第29代伊勢原市議会議長に就任した 大垣 真一さん 高森在住 49歳
言い訳せずに挑戦する
○…5月15日に開かれた伊勢原市議会臨時会で、選挙の結果、第29代市議会議長に選出された。コロナ禍以前に実施してきたタウンミーティングなど、市民参加型事業の再構築をはじめ、議会改革として、ICTやAIを活用した取り組みの検討も進めたい思いがある。「市民の皆さんと共に、伊勢原のまちを良くしていけるよう『議会力』を上げていければ」と意気込む。
○…伊勢原市出身。小・中・高校と野球に没頭。大学卒業後は保険代理業の会社に就職する。人と話すことが好きだったため、仕事も順調に。その後独立、家業の工具問屋も引き継ぎ、保険業と並行する経営者の一面を持つ。
○…市議会議員の初当選は2019年。会社を営む中、経営者の仲間を増やしたいと伊勢原青年会議所(JC)に入会。まちづくりに係る活動を通じて、伊勢原のまちをもっと良くしたいという思いが強くなる。JCでは理事長も務めたが、民間だけではまちづくりに限界があることを感じ、行政と一緒に進めるため市議会議員に挑戦する。結果、初めての挑戦は次点で落選するが、まちへの情熱は衰えず、2019年に再び挑戦し、当選を果たす。「後輩に、『できない言い訳せずにチャレンジしろ』と言ってきたから、自分が諦めるわけにいかないから」
○…野球経験を活かし、スポーツ少年団の本部長を務める。地元の少年野球チームのコーチとしても参加し、多くの子どもを見守っている。「フライを捕れなかった子が捕球できたり、打てなかった子がヒットを打つ姿を見ると感動する」とほほ笑む。「子どもたちが真っ直ぐ元気に育ってくれれば良い。『議員になりたい』と言って来る子がいてくれたらうれしいね」と目を細める。