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伊勢原 社会

公開日:2025.07.25

三上利栄さん
生涯学習の礎築く功績に
県社会教育協会から表彰

  • 賞状を手にする三上さん

 いせはら生涯学習ボランティア協会の元会長である三上利栄さん(92)がこのほど、神奈川県社会教育協会会長賞を受賞。6月29日に海老名市内のホテルで表彰式が行われた。

 同協会は県社会教育の推進機関として社会教育の振興普及を図り、郷土の発展に寄与することを目的とする団体。県内の社会教育関係者らで組織されている。

 今回の表彰は県社会教育の発展に特に顕著な功績のあった人物を表彰するもので、県内で2人が受賞した。

 三上さんは受賞に対し「素直にうれしい。一緒に学んできた仲間や恩師のおかげ」とし、「他界した仲間の顔がすぐに思い浮かんだ」と仲間への思いを語った。

 岩手県出身の三上さん。定年後の生活に不安を抱えていた時に市の生涯学習ボランティアリーダー養成講座を受講。自己変革が起きたという。「人生はお金ではなく生きがい。住んでいる地域で貢献を」と創造と挑戦をモットーに生涯学習とボランティア活動に邁進してきた。

 観光ボランティアガイド協会や、いせはら生涯学習ボランティア協会の設立のほか、「太田道灌を大河ドラマに!」運動など、現在も精力的に活動している三上さん。

 「生涯学習ボランティアは、まちおこしと結びついた時に花開くと思う。まだやることはたくさんある」と話す。

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