伊勢原 文化
公開日:2025.12.05
祈りと笑顔、実りの秋に
伊勢原大神宮で「新嘗祭」
晩秋の空が澄み渡る11月23日。「大神宮さん」として地域に親しまれる伊勢原大神宮では、五穀豊穣を祝う「新嘗祭(にいなめさい)」と、恒例の「餅つき」が執り行われた=写真。
新嘗祭は、その年に収穫された新穀(初穂)を神に供え、日々の恵みに深く感謝を捧げる祭典。伊勢原大神宮では、本家・伊勢神宮の習わしに則り、外宮での神事を先に行い、次いで内宮を行う「外宮先祭」を厳修。
そして祈りの余韻は、弾けるような笑顔へ。「よいしょ!よいしょ!」境内に響き渡る威勢のいい掛け声。臼から立ち昇る真っ白な湯気と、杵を振るう力強い音に、参拝者や地域の人々が足を止めた。神前に感謝を捧げた「食」の恵み。神への感謝とともに、人々の心も温かく満たされた一日となった。
12月21日(日)には、過去半年間にうけた氏子崇敬者の罪穢れを人形に移し、心身共に清々しい状態で元旦を迎えるための大祓が執り行われる。
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