伊勢原 文化
公開日:2026.01.14
祝・真打昇進!目指すは師匠越えの「爆笑王」
昔昔亭喜太郎さんが語る夢と地元愛
伊勢原市出身の落語家、昔昔亭喜太郎さんが、今年5月に真打に昇進する。かつて政治家事務所で働き、その後、落語の世界へ飛び込んだ異色の経歴を持つ喜太郎さん。昇進を控えた現在の心境や、昨年末に亡くなった師匠・昔昔亭桃太郎さんとのエピソード、そして愛する地元・伊勢原への思いを聞いた。
―真打昇進の率直な気持ちは
最初は「ドキッ、どうしよう」という気持ちでした。発表は昨年の春でしたが、香盤(こうばん/順位)の順番からして、あと1年はかかると思っていたんです。先輩方が詰まっていたので、自分が繰り上がるとは予想していなくて。あと2年かけて準備しようとしていたことを1年でやらなきゃいけないという焦りや戸惑いもありましたが、もちろんうれしさもあります。現在は、楽しみと心配が入り混じっている状態ですね。
―師匠の桃太郎さんからはどんな言葉が
うちの師匠は弟子も多いので慣れたもので、電話で「あ、決まったから」とあっさりしたものでした(笑)。ただ、真打昇進の披露興行で配る口上書きには、「面白い落語家になってください」と期待を込めた言葉を書いてくれていたようです。
―大学で落語と出会ったとか
そうなんです。東海大学の落語研究会で創作落語を作るのが楽しくなり、卒業後は落語家になりたいと思っていました。ただタイミングがつかめず、知人の紹介で政治家事務所の手伝いをすることになり、3年ほど働きました。その後、事務所が解散して無職になったのを機に、「夢だった落語家になろう」と決意しました。実は、妻と入籍届を出した3日後に師匠のところへ行ったんです。無職で、しかも結婚したばかりで「落語家になりたい」なんて、師匠からすれば「頭がおかしい」と思われたんでしょうね(笑)。逆にそれを面白がってくれて、入門を許されました。
―修行時代の思い出は
一番大変だったのは前座の最初の半年です。着物のたたみ方やお茶の出し方など、覚えることが山ほどあって毎日怒られていました。二ツ目に昇進してそれらの下働きから解放された瞬間はうれしかったですね。
―地元・伊勢原市での落語会への思いは
5年ほど前から定期的に開催していて、やるたびにお客様が増えているので、真打になっても続けていきたいです。地元の友人たちがやっているお店には、帰省した際には顔を出して応援してもらっています。
―今後、力を入れていきたい噺(はなし)は
やはり「大山詣り」ですね。伊勢原出身の私が、地元の大山にまつわる噺をしっかりと自分のものにして、「大山詣りと言えば喜太郎」と言われるようになりたいです。そうすることで伊勢原のPRにもつながればうれしいですね。ゆくゆくは伊勢原最大のイベント「道灌まつり」で、太田道灌役として馬に乗りたいというのが密かな野望です(笑)
―ファン(キタリスト)へメッセージを
私のことを「ちょっとでも気になるな」と思った時点で、あなたはもう「キタリスト」(笑)。真打昇進披露興行に向けて、「キタリストより」という名前を入れたのぼり旗を作っています。理想は、師匠である桃太郎を超える「爆笑王」になること。師匠は亡くなってしまいましたが、教わった事を胸に披露興行に望みたいと思います。
―今年の漢字は
「喜」です。真打昇進、喜太郎の年。自分もお客さんも喜べるような1年にしたいです。
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