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公開日:2026.09.25
大山小学校 小規模特認校制度が拡充 来年度 新3年まで受入へ
伊勢原市教育委員会は、市立大山小学校について、「小規模特認校制度」の募集枠を2027年度から拡大することを決定した。これまでは新1年生のみが対象とした受け入れだったが、拡充後は新1年生から新3年生までの3学年へと対象が広がる。
大山小学校は、大山阿夫利神社や「大山こま」、地域の協力を得て創作狂言などの伝統文化に取り組むほか、豊かな自然に囲まれた環境を最大限に活用した教育を展開してきた。
伊勢原市では、こうした独自の地域資源と英語教育、ICT活用を組み合わせた教育モデルを推進するため、2014年度に文部科学省の「教育課程特例校」指定を受け、市内の他地区からも自由に通学できる特認校施策を開始した。
導入当初は、英語教育の充実や1人1台のタブレット活用など特例校としてのカリキュラムが評価され、他地区から通う児童の姿が見られた。
一方で、通学面では保護者の責任による送迎が前提となるため、入学時の新1年生というタイミングに限定された制度設計では、途中で転校を検討する家庭や高学年になってからの通学希望に応えきれない側面もあった。また、大山地区全体の児童数減少に伴い、少人数学級の利点を維持しつつ、一定規模の児童集団による持続可能な教育活動の確保が課題となっていた。
今回発表された拡充策では、これまで新1年生のみに開かれていた門戸を、27年度の就学から新1年〜新3年生の計3学年へと拡大。これにより、低学年期での教育環境の見直しや、異学年交流を中心としたきめ細かなチーム担任制による学びへの参画がより柔軟に選択できるようになる。
市教委では、市内に在住し、学校やPTA、地域活動への積極的な参加ができること、自力通学および保護者の責任による安全な登下校が可能であることなどを就学の条件として挙げている。
今年4月時点での全校児童数は44人であり、1学年あたり5人から12人という少人数編成となっている。学校では作物の収穫体験、全校遠足、地区合同の運動会など、全校児童と地域住民が一体となった教育活動を継続しており、異学年交流を通して思いやりの心やリーダーシップを育む成果を上げている。
学校説明会
市教育委員会では、来年度に他地区からの通学を希望する児童および保護者を対象に、特色を理解してもらうため学校説明会を実施する。大山小学校で10月30日(金)、午後2時〜4時。教育課程やサポート体制についての説明が行われる予定。
問い合わせ・申し込みは市教育委員会教育指導課【電話】0463・74・5243へ。
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