綾瀬市上土棚南出身の飯田涼さん(18)がプロサッカーJ2の「ファジアーノ岡山」に入団した。飯田さんは市内の少年サッカーチーム「綾南オレンジサッカー団」でサッカーを始めた。幼い頃から夢だったプロ入団に「支えてくれた人への感謝を忘れずに頑張りたい」と話している。
飯田さんは土棚小学校時代に友人に誘われて地元の少年サッカーチーム「綾南オレンジサッカー団」(人見和人監督)でサッカーを始め、横浜FマリノスジュニアユースMM、成立学園高校を経て、念願のプロ入りを果たした。
ポジションはMF。多彩なパスと、身長164cm・体重54kgの小柄な体型ながら局面を突破するドリブルが持ち味。抜群のサッカーセンスがスカウトの目にとまった。ファジアーノ岡山への入団に「今まで支えて下さった方々のおかげでプロ選手になることができ感謝の気持ちでいっぱいです。これからも常に感謝を忘れずにプレーしていきたい」と話している。
サッカーを始めた頃からプロを目指していた飯田さん。小学生の頃は朝から晩まで毎日サッカーをして過ごし、中学生や高校生が遊んでいる中にも飛び込んで必死に食らいついていた。
抜群の運動神経と負けん気の強さですぐに才能を開花させ、対戦すれば他チームからは「あの7番」と言われるような目立つ選手だった。小学生時代は22人が選ばれる県の選抜選手として関東大会にも出場。高校ではサッカーの名門成立学園高校で1年生ながらAチームに入り、第一線でチームに貢献していた。
綾瀬からエール
飯田さんの一番のサポーターであり、理解者でもある父・利彦さんはプロ入りについて涼さんから相談を受けた時「お前の人生だから、好きなように決めなさい」と背中を押したという。高校進学後は挫折も経験し、寮暮らしで1人頑張っていた涼さんをそっと支え続けていた。
また、飯田さんの恩師で27年間「綾南オレンジ」の指導をしている人見和人監督は「子どもの頃からボールタッチや身のこなしなど、素晴らしいセンスを持っていた」と話す。フィジカル面も強く、飯田さんが所属していた頃は「ケガによるエース欠場」のような悩みは殆ど無かったという。「スター性のある子だった分、1人じゃサッカーはできないことをよく教えていた」と人見監督。当時はボールをキープし続けるプレーが目立ったが、今回はパス技術も評価されての入団。「岡山では先輩やチームメイトに可愛がってもらって、自分の強さを出していってほしい」とエールを送った。
ファジアーノ岡山の印象を「歳の近い選手も多く元気なチーム。学ぶことが多い」と話す飯田さん。開幕にあたり「試合に出れるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と抱負を語っている。岡山は3月4日(日)開幕戦で、kankoスタジアム(岡山市)でカターレ富山と対戦する。
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