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公開日:2013.04.19

落合小
校庭に鯉のぼり泳ぐ
地域と学校が協力し掲揚

  • 13日の掲揚では子どもたちが歓声をあげていた

 綾瀬市立落合小学校(鈴木朋之校長)のグラウンドに88匹の鯉のぼりが泳いでいる。16年前に落合地区青少年健全育成会がイベントとして始めたもので、同校とPTAや地域住民らが協力し合って毎年揚げている。



 落合地区の鯉のぼり掲揚は1997年に始まった。落合地区青少年健全育成会がイベントとして近隣地域の家庭で不要になったものや住宅事情などにより揚げられなくなったものなどを集め、近隣の田んぼにロープを張って揚げた。当時集まった鯉のぼりは100匹以上。のどかな田園風景に赤や青などの鯉のぼりがのびのびと泳ぐ姿は子どもたちを喜ばせた。以来同地区では毎年続けられている。



 99年、同地区の宅地開発を進める中で鯉のぼりの支柱となっていた大木が姿を消した。従来のように揚げられなくなった時、「なんとか揚げられないか」という想いが学校と地域を結び、以来、同育成会と同校・同校地域協力会・同校PTA・あやせっ子ふれあいプラザ落合が協力し、同校のグラウンドに揚げるようになった。



 今年は4月13日に子どもたちを集めて掲揚イベントが行われた。88匹の鯉のぼりと吹き流しをロープにつなぎ、晴天の大空へ鯉のぼりが揚げられると、子どもたちは歓声をあげていた。掲揚後にはゲームや豚汁を全員で楽しんだ。同育成会の柘植雅洋会長は「パトロールやイベントを開き、子どもたちの健やかな成長を願っています。子どもたちが大喜びで良かった」と話した。鯉のぼりは5月10日まで揚げられるという。



 鯉のぼりは痛みなどの影響でやや減少しており、鯉のぼりを募集もしている。鯉のぼりについての問合せは同校【電話】0467・77・6133へ。

 

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