任期満了に伴い4月12日に投開票される県議会議員選挙・綾瀬選挙区(定数1)に、市議会議員の綱嶋洋一氏(47・無所属)と、現職県議の息子で秘書の笠間功治氏(41・自民党)の新人2人が出馬することを表明した。
綱嶋氏は1月15日、市内で記者会見を開き県議会選出馬の意向を明らかにした。会見の場で「昨年12月、本当に熟慮に熟慮を重ね決意させていただきました。市議12年の実績と経験を支えに綾瀬の更なる発展を目指し、県との繋ぎ役、周辺都市との連携強化など広域的な観点で市のために注力したい。また、12年間取り組んできた基地問題についても継続していきたいと考えています」と語った。
綱嶋洋一氏は1967年生まれ。コロラド州立レッドロックコミュニティーカレッジ卒。35歳で市議会議員に初当選し3期目。市議会議長・副議長、基地対策特別委員会委員長などを歴任している。
笠間氏は1月25日、現職の笠間茂治氏が市文化会館で開催した「新春の集い・県政報告会」で、引退を表明した笠間県議の後任として選挙に出馬することを表明した。功治氏は壇上で、「秘書として12年、茂治の後ろ姿を見てきました。秘書として学んだことを県政に活かし、自分の為でなく地域の為に何かしたいという思いから、後を継がせて欲しいと後援会の方々に相談させていただき出馬を決めました」と決意を述べた。
笠間功治氏は1973年生まれ。桜美林大学卒。2002年から笠間茂治県議の秘書を務め、綾瀬市商工会青年部長、綾瀬青年会議所理事長、綾瀬市消防団早園分団副分団長などを歴任している。
「今後は若い世代に託したい」
綾瀬選挙区で4期20年県議を務め、県議会の第106代副議長などを歴任している現職の笠間茂治氏(65)は、「新春の集い」で挨拶に立ち「今期を持って引退という思いでいる」と、4月の選挙に出馬しない意向を支持者の前で表明した。
「20年前、綾瀬の活性化のためには地域経済活性化策なくしてはできず、都市基盤整備を十分にしない限り成果は出ないという思いから手を挙げさせてもらった。寺上線開通や大型交番の設置、厚生病院の母子センターの確保、(仮称)綾瀬スマートインターチェンジの建設などこれまでの活動がある程度形になり、大きな区切りを迎えたことで昨年5月頃から後継者について考えていた。今後は、若い世代にこれからの綾瀬を託したい」と、自らの思いを語った。
綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|