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公開日:2016.08.26

おやつ工房麻の葉
綾瀬の魅力 手土産でPR
「神崎遺跡クッキー」を考案

  • 発案者の石井さん夫妻

  • パッケージとクッキーには「あやぴぃ」が

 市内落合南にある「おやつ工房麻の葉」の石井弘光さん(51)・麻理さん(45)夫妻が、国指定史跡「神崎遺跡」をモチーフにしたクッキーを製作した。パッケージには市のマスコットキャラクター「あやぴぃ」をあしらい、お菓子を通じて綾瀬の魅力を多くの人に知ってもらうことを目的にしている。

 神崎遺跡は弥生時代(約1800年前)の環濠集落。東海地方から人々が集団移住してきたことを示す事例であり、集落全体がほぼ完全な状態であることから、2011年2月に国指定史跡に認定されている。

 開発に向け動き出したのは、今年の4月。この前月に綾瀬市史跡ガイドボランティアの会に所属した麻理さんの、「地元の歴史遺産である神崎遺跡を、市内外の多くの人に観光資源として知らしめたい」という思いからだった。

 市生涯学習課に相談し許可を得た石井さん夫妻は、「手土産にできるもの」かつ「子どもも気軽に手にできて親しめるもの」をコンセプトに考えた末、お菓子に着目。当初はチョコレートで考えたが、溶けてしまうことを懸念しクッキーにしたという。

 味は、あえて「卵をふんだんに使ったどこか懐かしさを感じるもの」にした。内容量も多すぎず、少なすぎず、家族で食べられる数になるよう12枚封入されている。価格も「誰でも気軽に買えるように」と、利益度外視の税抜600円に設定した。

「あやぴぃ」を起用

 パッケージは綾瀬感を強調するため、市のマスコットキャラクターである「あやぴぃ」を起用している。キャラをデザインした市職員が今回用に新たに描いたイラストを、弘光さんがアレンジした。

 「市の職員と一体になって作り上げた一品」と自信をのぞかせる石井さん夫妻。「あやぴぃ」はクッキー自体にもプリントされているほか、パッケージの表面左下には神崎遺跡のPR文が刻まれている。

 神崎遺跡クッキーは麻の葉(落合南9の14の28)と高座豚手造りハム綾瀬本店(吉岡2366の8)、矢部商店(小園1312)、スリーエフ綾瀬小園店(小園802)、麻の葉バル(藤沢市湘南台2の7の7)で販売している。

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