市と綾瀬青年会議所(笠間裕三理事長)が昨年10月に開催した初の婚活イベント「海と森で楽しむ!秋・満喫の出会いコン」で、一組の夫婦が入籍した。市内在住の坂本洋輔さんと井坂知美さんの2人が、3月3日に婚姻届を提出した。
これは綾瀬の人口減少に歯止めをかけ、持続可能な都市を目指す「綾瀬市まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定の際に実施した市民アンケートから生まれた事業。回答者の9割が結婚願望はあるが6割弱が交際相手がいない状況であること、また結婚していない理由の4割弱が「異性と出会う機会がない」と回答していた結果を受け、企画された。
イベントには42人が参加している。当日は地引網やバーベキューで楽しみながら交流を深め、今回の入籍へとつながったという。
入籍後、古塩政由市長と大久保豊前理事長に結婚を報告し、お祝いのメッセージと記念品を受け取った坂本さん夫妻。2人は当面、市内居住を予定しており、「早く子どもをつくって明るい家庭を築きたい」と将来の展望を笑顔で語った。
これを受け古塩市長は、「市のイベントで市民同士が結ばれたことは大変うれしい知らせ。綾瀬は公園も多く子育て施策も充実しているので、ぜひ住み続けてほしい。末永く、お幸せにしてください」と話した。