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公開日:2017.04.28

海老名市在住生沼心愛(ここあ)さん
空手・形の部で全国へ
県大会で初優勝飾る

  • 初の金メダルを手に笑顔の生沼さん

 海老名市社家在住の生沼心愛さん(有馬中2年)が、伊勢原市総合体育館で行われた「第44回 神奈川県空手道選手権大会」の中学2年女子・形の部で優勝した。生沼さんは8月に群馬県高崎市で開催される「第60回 小学生・中学生全国空手道選手権大会」に、県代表として出場する。

 神奈川県空手道選手権大会は、全国大会出場選手選考会を兼ねたもの。小学生から一般まで日本空手協会所属の茶帯・黒帯(3級以上)が出場資格を有し、形と組手の2部門で学年・男女別に分かれ競い合う。今大会では小・中学生の部で県内から約200人の選手が集まった。

 昨年と一昨年、全国大会まで駒を進めている生沼さんは、技のレベルや動きの俊敏性など水準の高さを目の当たりにしている。今大会では全国への通過点として、県大会優勝を目標に掲げ強い気持ちで臨んだ。

 動きの正確さなどを追求する形の部は、手の動き一つ間違えるだけで失格になってしまうという。試合は二人一組の紅白戦形式。一度も失敗できない緊張感の中、念願だった初優勝を果たした。

念願の「金メダル」

 生沼さんが空手を始めたのは4歳の時。両親が近所の空手道場に見学に連れていったところ楽しそうに真似し、自ら「やりたい」と入門を決めた。小学校1年生で今の「日本空手協会綾瀬支部」に道場を変え、練習場である綾西小学校体育館に通い続けている。

 幼稚園の大会後、金メダルを手にする選手を見て「いつか私も」と鍛錬を続けてきた生沼さん。優勝の瞬間、これまで自分を支えてくれた母の顔を応援席に見つけ、思わずうれし涙がこみ上げた。

 全国大会は8月5日・6日に、高崎アリーナで開催。生沼さんは組手の部でも、この大会に出場する。「まだまだ遠い道のりですが、できれば全国優勝したい。県大会の形の部では調子を上げている途中だったので、この上の力を出せたら」と意気込みを語った。

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