生蘭高等専修学校卓球部の大山将人さん(2年)、大山流清さん(1年)、小幡光輝さん(同)、岩城澪さん(同)と同陸上部の山谷祥さん(3年)、山谷快さん(同)、須藤舞さん(1年)が、8月に東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場で行われる定時制・通信制高等学校の全国大会に出場する。卓球部男子団体での全国は、同校初となる。
陸上部
全国高等学校定時制・通信制陸上競技大会神奈川県予選会は、6月4日にShonan BMWスタジアム平塚で開催された。上位3人が全国に進むことができ、祥さんは5000mと3000m障害(SC)で3位、快さんは800mで3位、須藤さんは走幅跳で優勝という成績で、それぞれ神奈川県予選を突破している。
山谷祥さん
中学時代、短距離専門だった祥さんは、記録の伸び悩みから長距離に転向した。現在の専門である5000mでは「攻めの走りをしてこい」という顧問教諭の激を受け、とにかく必死に食らいついた。今回初挑戦だったという3000mSCでも同様に粘りの走りを見せ、ともに3位入賞を果たした。「高校最後の大会。悔いが残らないよう走り切りたいです」と語った。
山谷快さん
同じく中学時代に短距離を専門にしていた弟の快さんも、長距離でタイムを伸ばし始めたため、中3の時に転向している。今大会では普段通りの走りを心掛け、出場した800mで全力を出し切った。「走り終わった後は、達成感があった。全国では緊張するかもしれないけど、精一杯やりたいです」と話した。
須藤舞さん
須藤さんも中学時代は短距離選手。夏の大会で出場した走幅跳で結果を残し、顧問の勧めで転向した。同校がグラウンドを持たないないため、陸上競技場での限られた練習時間という不安要素を抱えながらの跳躍。自己ベストには届かなかったものの1回目で好記録を出し、1位になった。「終わった時は安心しました。全国では自己ベストを出し、入賞したいです」と笑顔を見せた。
卓球部
神奈川県高等学校定時制・通信制卓球大会兼全国大会予選会は、5月27日から28日に男子個人の予選・決勝リーグが、6月11日に男子団体と女子個人が行われている。個人は上位4人、団体は優勝チームのみが全国に進むことができる。
全国大会出場を目指し、練習を積んできた同部。大会中に相手チームのプレーを観察し、オーダーやプレースタイルなどの作戦を、常にチーム内で話し合い練り上げた。結果、作戦が上手く当たり優勝。中には思い通りにいかない場面もあったが、そこはチーム力でカバーしたという。
「優勝はできたけど、作戦がハマらないと、苦しくて立て直しが上手くいかないという改善点もあった。個々の力を底上げし、どんな場面でも勝てるようにしたい」とキャプテンの将人さんは話す。岩城さんも、「目標は優勝。日々の練習からしっかり取り組み、全国を取れるようがんばりたい」と意気込みを語った。
男子個人戦に2選手
また、団体戦に出場する小幡さんは優勝、流清さんは3位という成績でシングルスでも全国に進んでいる。
「優勝は嬉しかった。全国で思いっきりプレーしてきたい」と話す小幡さん。県予選ではプレッシャーから体が上手く動かせなくなるという課題が浮き彫りになり、これをどう克服していくかが重要になる。
流清さんは、「全国に行けてよかった。自分の技術を極めて挑みたい」と力強く語る一方、「緊張で得意な技も使えず、あまりいい内容ではなかった」と分析。「メンタル面をいかに克服するかが課題」と話した。
全国大会は陸上が8月10日から13日に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で、卓球が8月1日から3日に同運動場体育館で行われる。なお、卓球部からは女子個人として、古橋佳純さんも出場する。
綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|