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綾瀬 トップニュース社会

公開日:2017.08.04

市消防本部
障害突破18年ぶり全国へ
昨年の悔しさバネに

  • 訓練に熱が入る障害突破チーム

 市消防本部の救助隊員が、8月23日に宮城県総合運動公園で開催される「第46回全国消防救助技術大会」の障害突破に出場する。同競技への綾瀬市からの出場は1999年以来、18年ぶりとなる。

 消防隊員の技術向上を目指し開催されている同大会。基本動作を身に付け現場で活かすことを目的にしており、7月14日に山梨県消防学校で行われた「消防救助技術関東地区指導会」での結果を受けての出場となる。

 競技は陸上・水上の2部門で、障害突破は補助者を含む5人1組で構成される。始点から終点に至る通路に設けられた5カ所の障害を4人が互いに協力し、救助者全員で突破する。安全確実性と所要時間が評価対象となり、ノーミスで満点を取った上位タイムのチームが全国に駒を進める。

 今回チームを組んだのは、昨年も出場している長友博之消防士長(33)、丸山浩平消防士長(32)、加藤祐一消防副士長(29)と、新たに加わった小俣大樹消防士(22)、酒匂川郁也消防士(19)の5人=写真上。前回、県大会で失格になってしまった経験を持つ3人は、悔しさを原動力に強い気持ちで臨んだという。

 昨年の失敗を教訓に、今年はミスをなくすため声出し呼称を徹底するなど基本から見直し、他のメンバーを気に掛けるなどチームワークに磨きをかけた。結果、関東には良いコンディションで挑むことができた。

 「でも訓練でのベストを超えたわけではないので、100%ではない。より速く、上手くなることでチームとして楽しみ、ベストタイムを目指したい。全国1位のタイムを狙っていきます」と、最年長の長友さんは意気込みを語った。

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